「遺言執行者を誰にするか？」問題に対応する

毎日更新ブログ712日め

あんしん老後と幸せ相続
実現します！

 

「家族の終活」コンダクター

笑顔をひろげる司法書士事務所
ともえみの
山口良里子（やまより）です

 

親のこれから、死後のこと
自分のこれから、死後のこと

 

なんだかチョット
気になるあなたのために
毎日ブログを書いてます

花粉注意発令中の

土曜日

 

 

久々に

リアルで

「生前対策勉強会」に参加

 

 

まだまだ全国でも

「生前対策」の提案を取り扱う

事務所が少ない中

実務の最前線のお話を

聞くのはテンションが上がります～

 

 

どなたかが亡くなられたとき

「遺言書」があれば

「遺言書」が優先

 

なければ

「相続人全員での話し合い」

 

 

ここが

もめる原因というのは

みなさんご存じかと

思うのですが

 

 

 

遺言を作っただけで

執行者を「誰」にするか？

で、スムーズに円満に

相続がおさまるか

おさまらないかが決まる

 

というお話

 

 

ともえみでは

これまで

 

ご家族の誰かが

「執行者」に就任されたいとなれば

そのようにしていただくことが

多かったのですが

 

 

今日の講師の先生の

お話を聞いて

チョット考えが変わったり･･･

 

 

 

 

だとすると

 

ご本人さんが他界されたときに

「遺言執行」が

スムーズにいくところまでを

保証してなんぼなのではないかと

 

 

しかし

 

 

「執行者」を

「ご家族さん」にすることで

余計にもめるという

リスクもある

 

 

たとえば

 

 

父親の介護をしていた

「長男にすべての財産を引きつぐ」

という遺言があった場合

 

 

その遺言の執行者が

当事者である

「長男」さんだった場合

他のご兄弟はどう感じるか？

 

 

長男さんが

これまですべての

ことをやってきて

今後は残された

お母様の面倒も見る以上

 

全ての財産を引きついでも

いいじゃないかと

感じていたとしても

 

 

実際

「すべて長男へ」という内容の

遺言を当の「長男さん」から

読み聞かせられた時

 

 

他のご兄弟の心情は

ザワザワせずにはいられない

 

 

遺言書をかかれた

お父様の想いよりも

「長男に勝手にされた」と

胸のザワザワの方が上回り

 

 

「遺留分を請求するゾ」と

なってしまったり

 

 

それどころか

 

高齢になった父親を

引っ張りまわして

無理やり遺言書を

書かせたんだろうと

 

 

「遺言自体が無効だ！」と

言い出したりしかねない

 

となりかねない

 

 

長男さんに

「執行者である」という

法律上の権利があるのと

「きょうだい間」での

わだかまりが残らないのとは

また違う問題

 

 

だからこそ

第三者である

「司法書士」が

「遺言執行者」に就任して

 

 

お父さんがどのような思いで

その遺言を作成したのか

 

どういういきさつで

何を残される家族に

伝えたかったのか

 

「公正な第三者」である

「専門家の立場」で

伝えていく姿勢が

大切なのだと

 

 

改めて

気づかされた勉強会でした

 

 

銀行さんが

「遺言執行者」に就任して

超高額な

「執行報酬」を請求しているけど

「大したことをしない」様子をみて

 

 

ともえみが

「遺言執行者」に

就任しましょうか？と

積極的に提案するのは

どうなのかな～と

思っていたのですが

 

 

「遺言書」は

書いて終わりではない

 

 

きちんと実行できてこそ

なんぼ

 

 

それも

実行できたらいいわけでなく

 

書かれたお父様の

想いが伝わり

家族のわだかまりなく

より絆が強まって

 

 

手続きもスムーズに

行われてこそ

成功だといえる

 

 

明日からは

 

 

そんな

ともえみ流の

遺言執行プランを開発する

 

 

 

そして

より多くのお客様に

安心としあわせを

実感してもらえる場をつくろう

とココロに決めた

やまよりでした

 

 

ではまた明日