ありがとう、さようなら。わが家のワンコのお見送り

毎日更新ブログ135７日め

 

「家族の終活」コンダクター

 

笑顔をひろげる司法書士事務所
ともえみの
山口良里子（やまより）です

 

親のこれから、死後のこと
自分のこれから、死後のこと

 

なんだかチョット
気になるあなたのために

毎日ブログをかいてます

わが家のおじいちゃんワンコ
フィガロが旅立ちました。

 

 

眠るように静かに、そして穏やかに

 

 

 

今月に入って急に
ごはんが進まなくなって
歩く姿もよちよち

「これから長い介護が始まるな～」
と覚悟をしていた矢先の出来事でした

 

 

 

今週末は

お休みをいただいていて
ちょうど予定のない日だったのは
神様の計らいだった気がします

 

 

静かに、ゆっくりと
フィガロを見送る時間を
もらえたことに感謝します

 

 

 

 

ワンコと人間の場合のちがいとは？

ペットを見送るとき、

その財産や責任について、
すべては飼い主に帰属します

 

 

すべてが飼い主の

義務と責任で完結するため
誰かと合意を取ったり

調整する必要はありません

 

 

その分、飼い主としての
「最後の責任」を全うする覚悟が求められます

 

 

 

しかし、人間の場合はそうはいきません

 

 

 

ワンコと人間は「判断権者」がちがう

人間の場合

亡くなった方の財産は

「相続人全員の共有」

 

 

だから

「相続人全員の同意」がなければ

何もできないのです

 

 

 

「私しかやってあげられる人がいない」とか

「生前に本人から頼まれていた」とか

 

あなたがその人を支える立場にいたとして

 

 

相続人全員の同意を得る前に
看取りや葬儀や片付けや

イロイロやってあげることはできますが

 

 

最終的に
亡くなった方の財産を処分するには
「相続人全員の同意」が必要。

 

 

 

最終的に
「相続人全員の同意」がもらえなければ、

 

立て替えた葬儀代や片付け代の
精算がしてもらえなかったり

 

 

それどころか

「本人の財産を使い込んだのではないか？」
とあらぬ疑いをかけられたり。

 

 

 

人間をお見送りしたあとは
「遺産分割協議」という

「相続人全員の同意」が求められる

手続きが必要になるので

 

 

「本人のためにしてあげたい」

という想いだけでは、なんともならない！

 

 

 

だからこそ、
どなたかを最後まで見守り、
お見送りをしてあげる立場にある方は

 

 

「その義務を自分一人で果たせるのか？」

その方の「相続人は誰なのか？」

事前に確認しておくことが重要。

 

 

そして、万が一、
「相続人全員の合意がとれそうにない」

という場合は、

ご本人が元気なうちに

「遺言書」や「家族信託」など

 

あなた一人ででも、その方のための

「義務を果たせるような段取り」を
しておいてもらうことが必要です

 

 

 

「最後の瞬間をどう迎えるか」は、
事前の準備が大きな鍵を握ります

 

 

 

ペットの場合は
飼い主の覚悟だけでいいですが

人間の場合は、そうはいかない

 

 

だからこそ、
誰が何をどうするのか？
生前から準備することが超重要

 

 

見送られる人も
見送る家族も穏やかに
最後の時間を過ごせますように

 

 

 

気になる方は

いつでもお電話くださいね

 

 

 

ではまた明日