信託受託者には「身上監護」の権限がない！？

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「家族の終活」コンダクター

 

笑顔をひろげる司法書士事務所
ともえみの
山口良里子（やまより）です

 

親のこれから、死後のこと
自分のこれから、死後のこと

 

なんだかチョット
気になるあなたのために

毎日ブログをかいてます

お客様から
こんなご相談をいただきました。

 

 

 

 

まず、信託受託者には
「身上監護」の権限はありません。

 

 

 

だからといって

何もできないということはありません。

 

 

 

実のお子様であるＡ子さんには
当然にお母様の生活をサポートする

権利（と義務）があります。

 

 

 

そして、
今回のＡ子さんのケースでは、

 

 

信託の目的が
「お母様の安心安全で平穏無事な暮らしを守るため」
と定められています。

 

 

 

 

お母様が希望される施設への入居費用を
信託受託者が信託財産から支出することは、
「信託契約の目的にあった行動」といえます

 

 

 

今回の施設転居が、
お母様のご希望であり

 

 

 

子どもの目から見ても

お母様のこれまでの
ライフスタイルに合っている

 

 

 

主治医や
ケアスタッフの意見を考慮しても
妥当というののであれば

 

 

 

そのご希望を叶えるため
信託受託者として
信託財産を使っていくべきでしょう。

 

 

 

 

Ａ子さんの
お母様には後見人はついていないので

転居の手続きは
お母様ご本人と施設との間で
行われることになります。

 

 

 

この際、
ご親族の誰かが契約にたちあって

身元引受人（保証人）

となる必要があるのですが

 

 

 

Ａ子さんは信託受託者として
お母様から信託された
お金の管理も任されてされているので

 

 

 

 

 

という心配もなくなります

 

 

 

後見人のように
本人さんの全財産を管理し
身上監護の権限もあるという
強力な力をもたずとも

 

 

 

 

実の子どもという立場で
お母様を思いやり

 

 

 

信託受託者の立場で
信託契約の目的にそって
適切に財産を活用することで

 

 

 

ご家族の安心安全な生活を
実現していくことができる

 

 

 

家族信託は

やさしい気持ちで結ばれた

ご家族には
ぴったりの制度なのです

 

 

 

支える人も
支えられる人も
安心で幸せな毎日を。

 

 

 

家族信託ってどんなかな？

 

 

 

気になる方は
いつでもお電話くださいね

 

 

 

ではまた明日